347214 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

チェンマイ




++++ チェンマイ ++++


チェンマイ。
・・・と言ってもチェンマイの街自体はナイトマーケットに行ったくらい。

チェンマイの市内に一泊した後山岳民族の村を訪れに山にトレッキングに行きました。

何族だったかは・・・ごめんなさい、忘れた。
2つの民族に会いましたが、多分一つはカレン族だったような記憶が・・・

ちなみに私達は12月にチェンマイに行きましたが、朝晩は結構冷え込み、タイで初めてお湯が出る宿に泊まりました。
お湯でのシャワー、嬉しかったなぁ。

山岳民族の村に到着し、今晩の寝床に荷物を下ろす。

電気も無く床は土丸出しのかろうじて屋根と壁があるその小屋にツアー参加者約20人で雑魚寝。

色々な国からの参加者がいてインターナショナルな修学旅行みたい。

その日とまった辺りはアヘンで有名な場所らしく、ガイドと一緒にアヘンを吸っている人たちもいた。

夜、トイレに行きたくて小屋の外に出る。

一応トイレも離れにあるのだが、電気も無いこの場所でトイレに行くのは怖くて小屋の真横で事を済ませた。

しゃがみながら空を見上げると怖くなるほどの星の数!

すべて出し終わってからもしばらく上を向いたまま動けず、下半身を丸出しにしてしゃがみながらボーっとしていたっけ・・・・



朝、ものすごい音で目を覚ます。
何十匹といる鶏の鳴き声だ。
この民族の人たちには目覚し時計なんて必要ないね。

まだ寝ていたかったが、鶏がうるさすぎて目を覚ますしかなかった。

二日目はトレッキングをしながら他の民族の村を目指す。

友人としりとりをしながら山道を歩いていると突然ガサっという音が聞こえ、象がにゅーっと顔を出した。

あれはびっくりだったなぁ・・・・

山道で象に出くわしたのはあれが初めて。

途中の川で一休み。
ここではたくさんの象が水浴びをしていた。

川で一休みしたら、ここから先は象の背中に乗って山を下るという。

そう、ここは商売に使われる象さん達のオフィスだったのだ。

タイの旅行パンフレットなどでよく見かける象の背中に乗ってにっこり笑う人たち!

私もあれを一度やってみたかったのだが、実際象に乗ってみるとあまり乗り心地は良くない。

象の毛も針金のように硬くて痛いし、何よりも乗っている間中象に気の毒という気持ちが消えなかった。

草を食べに寄り道をしてしまう象に向って、象使いの人はカマのようなものでお尻を叩く。

象の皮膚は硬そうなのでもしかしたら痛くは無いのかもしれないが、見ていてあまり気分の良いものではなかった。

3日目はイカダで川下り。
ツアーのガイドさんが器用に竹を使ってイカダを作っていく。

イカダに乗っている間、バッファローをたくさん見ました。
ゆっくりと進む川から見る景色もまたとても良いものでした。

途中途中に村が現れる。

あたりまえの事だけれど、そこで人々の生活が営まれているんだよなぁ。

彼らはこんな風にカメラを構え、イカダに乗って川を下っていく人々をどう思って見ているのだろう・・・・

すごく月並みな意見しかいえないけれど、人間の本当の幸せというものについてこの旅中考えていた。

電気も無い、テレビも無い、電話も無い・・・と吉幾三のような暮らしの彼らだが、彼らの笑顔は東京ではもう見ることの出来ない本物の輝いた顔だった。

何度も何度も深呼吸したくなるような新鮮な空気と青々とした緑、まぶしいほどの笑顔。

文明が発達し、幸せな暮らしをしているはずの私が、イカダの上から彼らの村をうらやんで見てしまうのは何故だろうか・・・・



Next


© Rakuten Group, Inc.
X